冷血

土曜日からずっとひとを傷つけてばかりいる。わたしはなにをしたいんだろう。TさんもHさんもとてもすきだけど、自分がもっともっとだいすきなんだ、きっと。Tさんはちゃんと帰れたかな。お父さんのご病気とか土曜日の夜のわたしの過呼吸のせいで、Tさんこそ寝不足と電車酔いで立てなくなってたみたいだった。心配だよ、でもわたしにはなにもできないし、なにかしたら駄目なんだ。そしたらまた情にからめとられてしまう。片道1時間以上もかけて会いにきてくれたけど、家にも入れず一言も喋らず、逃げて逃げて逃げてしまった。喋らず、というか、喋れず、なんだけど。会社辞める前とおんなじ症状。子供みたい。Hさんがどんなに心配してくれても、電話は拒否するし「放っておいて」と一言酷いメールを返したきりだ。だけど今は誰にも会いたくない。ひとりでいたい。わたしのこんな気持ちはあなたには絶対にわからない、と思う。現に、Hさんが今どんなに「悠然としていられない」って思ったって、いちばん気にかけて欲しいときには悠然としてたじゃないか。すきなひとが苦しそうで、それがぜんぶ自分のせいだとわかっていてどうしようもないのはほんとうにつらい。目も耳も塞いでしまいたい。おまえだけがつらいと思うなよ。ってわたしがよそのひとだったらわたしに言うけども。

るきさんになりたい。ハルチンでもいい。